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■ 指輪が新品か中古品か見分ける方法

たとえば、貴方が知り合いの方から
「プラチナ製のダイヤモンドの指輪を買ってほしい。ほとんどはめていないので新品同様です」とか、
あるいは「K18金製の指輪、一度もはめていないので買って下さい。」と言われたとします。

そのとき、もし、貴方が買ってあげようと思われたとしても
また、相手の方が信用のおける親友であったとしても、一抹の不安はあると思います。

そんな時に指輪が新品かどうかを簡単に見分ける方法があります。
それは指輪の宝石などが付いているのとは反対側の、指輪を指にはめてグラスなどを持った時に、
どうしてもグラスにあたってしまう外周の部分を見ることです。

ほんの数回しか使っていない場合、持ち主の方が使ったことを忘れてしまっていることもありますが、
たとえ30分でも指にはめれば、必ずその部分にたくさんの細かい傷が付きます。

ルーペ(拡大鏡)で見ないと判らないような細かい傷の場合もありますが、
ほとんどの場合は肉眼で十分見えますので、指輪の底の外周部分に傷があれば
中古品と断定してほぼ間違いないと思います。

あと、宝石の付いているものでしたら、宝石そのものの汚れや傷の付き度合
宝石を押さえている爪の磨耗や変形などを見ますが、これはプロでなければ難しいので
不安な場合はプロに見てもらいましょう。

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MARTIN 000・28 SQ (USA)


☆*:・°★:*:・°


■ ダイヤモンドの起源

透明でキラキラと輝く美しい宝石のダイヤモンドは、
いったい、どのくらい前に出来たのかというと、南アフリカのダイヤモンド鉱山で45億年前のものが発見されています。

私たちの地球が誕生したのが45億年前ですから、最初のダイヤモンドは地球の誕生とほぼ同時に出来ていたということになります。
そして、それから長い年月が過ぎて、新しいところでは、1億2千万年前のものも発見されていますので、45億年前から1億2千万年前までがダイヤモンドの起源ということになります。
あと、地球外生成という例外もありまして、このほかに60億年前のダイヤモンドが発見されています。
このダイヤモンド(隕石?)は最低でも15億年間、宇宙のどこかに存在し、宇宙空間をさまよったあとで地球にぶつかったと言うことになります。
文字通り天文学的確立の偶然によって地球にやって来たわけです。
もしかしたらその時に、今の地球の生態系(人類)にとって重要な何かがこのダイヤモンドと一緒に地球にやってきたかもしれませんね。

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ダイヤモンド [中央] 3.56ct [サイド] 0.79ct



☆ . 。* : ・ ゜ ★ . 。 * : ・ ゜


■ チェーン・ネックレスの取り扱い

プラチナ製や18金製のペンダント用のネックレス(チェーン)には
色々なデザインがありますが、デザインによっては取り扱いに注意が必要です。

たとえば人気のあるベネチアンタイプ(四角形がつながった、七夕飾りのようなデザイン)は
一定以上曲がりませんから、あまり重いペンダントを付けたり、
バッグの中で押さえつけられたりすると折れ目が付いたり切れたりすることがありますし
ひどい場合は折れ目が何箇所も付いてジグザグになってしまうこともありますので注意しましょう。

丈夫さで選ぶのならアズキ(楕円形などの輪が直角につながっているもの)が一番強くて、
少々乱暴に扱っても大丈夫です。船のイカリをつり下げるのに使われていることからも丈夫さがわかります。

あとキヘイというアズキをペッチャンコにしたようなデザインも丈夫ですが、
少しねじれてもねじれが目立つため、最近は少なくなって、ねじれの目立たないアズキの方が人気があります。

ベネチアンと並んで人気のあるのがボール・チェーンですが
、これにはシンプルな球体のものと、周囲4面を平らにカットして、
光を反射してピカピカ光るようにしたティアス・カットと呼ばれるものや、
細かくたくさんのカットをしてミラー・ボールのように輝くカット・ミラーと呼ばれるものなどがあります。

とても綺麗なデザインですが、これもベネチアンと同じで一定以上曲がりませんので折れ目がつかないように注意が必要です。
なお、ネックレスはもつれないように使わない時も必ず引き輪とプレートなどの留め金具の部分をつないでおくようにしましょう。

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お風呂の栓についているクサリは丸いボール・チェーンが普通だと思いますが、
あれはボール・チェーンが水に強いからとか、丈夫だからとかではなく
単純にある程度の大きさのボール・チェーンが肌に優しく、入浴中の人が怪我をしにくいからという理由です。
肌の弱い人、敏感な人はボール・チェーンがおすすめです。

☆*:・°★:*:・°
■ パール・ネックレスが切れる時

パール・ネックレスが切れる時は、その前に糸が伸びてきますのですぐにわかります。

パール・ネックレスの玉と玉の間に指先を入れて1㎜~3㎜ぐらいのすき間をあけ、
サッと指を離したあと、1㎜でも元に戻らずにすき間が開いたままになっていたら、
いつ切れてもおかしくない状態ですので糸替えの時期です。

また何もしないでも初めからすき間が開いていれば、すぐに糸の通し替えをしましょう。
最近はワイヤーが主流で伸びにくくはなってますが、伸びないわけではありませんので注意しましょう。

☆*:・°★:*:・°

■ 同じカラット数なのに大きさが違う!?

宝石の重さを量る単位をカラットと言います。1カラットは0.2グラムです。

それで、たとえば同じ1カラットのラウンド・ブリリアント・カット(上から見ると丸い形)の
ダイヤモンドが2個あれば、同じ大きさに見えるはずですが、実際には1カラットに見えるものもあれば、
0.80カラットぐらいにしか見えないものや、1.20カラットぐらいに見えるものもあります。

同じダイヤモンド同士であれば比重が同じですから体積も同じ、つまり、同じ大きさになりますが…。

それでは、なぜ大きさが違って見えるかと言うと、カットの違いによります。
ラウンド・ブリリアント・カットのダイヤモンドを上から見た場合、
同じ1カラットでも底に深い縦に長いカットですと円の直径が短く、面積は小さく見えますし
底の浅い横に広いカットですと円の直径が長く、面積は大きく見えます。

ダイヤモンドの鑑定にはバランスの良いカットかどうかの基準がありますが、
一定以上に基準からはずれて小さく見えるものも、大きく見えるものも、
輝きが悪くなって、値段もガクンと安くなります。

ダイヤモンドを購入される場合は、カットのランクが〔Good〕以上のものがお勧めです。

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☆*:・°★:*:・°