とてもきれいな琥珀（コハク）のインタリオのブレスレットとペンダント・ネックレスです。

ブレスレットはバラの花の、ペンダントは可愛らしいミミズクのデザインです。


インタリオというのは以前に一度、このブログで紹介させていただきましたが

たとえば、カメオというのは、貝殻や宝石の表面に人物や動物や花や景色などを浮き彫りにしたものですが
インタリオというのは、一般的に透明度の高い宝石に、同じく人物や動物や花や景色などを沈み彫りにしたものです。

インタリオの特徴として、浮き彫りに比べると沈み彫りの方が技術的に簡単なため、カメオに比べると、逆にはるかに複雑で精巧な彫刻が出来る点にあります。
また、透明度の高い宝石を使ったインタリオの場合、彫刻した側からではなく、反対側の彫刻の無い、つるんとした平らな面の方から彫られた像を見ますので、カメオより、はるかに精密で美しい像を、カメオ以上に立体的に見ることが出来ます。
良く出来たインタリオは本当に美しいです。


今回のインタリオは２点ともコハク製ですが
琥珀（コハク）というのは、松柏類の樹脂が化石化して出来るもので
ちゃんとしたコハクになるのには最短でも１千万年ぐらいはかかります。

ドミニカ産コハクは１５００万年～２０００万年ぐらい

リトアニアなどのバルチック産コハクは３５００万年～５５００万年ぐらい

久慈産コハクは８３００万年～８９００万年ぐらい、などです。

近年は緑色のコハク（グリーン・アンバー）や赤い色のコハク（レッド・アンバー）なども見かけますが
今回のものはオーソドックスで穏やかな、文字通り琥珀色の逸品です。







ちなみに、一般的に、ミミズクとフクロウの違いは、例外もあるようですが

羽角（うかく）という耳のような羽毛が付いているのがミミズク、付いていないのがフクロウと呼ばれています。


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