月に何度かパール・ネックレスの通し換えをします。

お店の商品の場合もありますが、ほとんどはお客様からのご依頼で、糸が古くなって切れそうになったパール・ネックレスをお預かりして、始めに皮脂や汗などのよごれを綺麗に落とし、長さが3本分以上のロングタイプで首にかけた時に先の方を結んで使ったり、あるいは真珠と真珠の間全部に糸の結び目を入れるオールナッツという通し方などの場合はGPTというポリエチレン製の強力な糸を、それ以外の平均的なショートタイプは糸ではなくステンレスのワイヤーを使って通し換えをします。

通し換えに使うGPTという糸はポリエチレンの繊維を高密度でより合わせたもので、同じくステンレスワイヤーも一本線ではなく、極細のステンレスの繊維ををより合わせた、いわゆるワイヤーロープの超ミニサイズで弾力があって、さびにも強く、どちらも従来の糸に比べて格段に丈夫で、普通の使い方でしたらまず切れることがなく安心です。

ワイヤーの太さは真珠の穴の直径に応じて、それぞれ、0.22mm、0.32mm、0.36mm、0.40mmなどの直径のものを使い分けます。
また、ワイヤーの色は普通は銀色ですが、真珠以外の色々な宝石、たとえば淡いピンク色の透き通ったモルガナイトのネックレスなどを通し換える時は銀色が透けて見えると、せっかくのモルガナイトのピンク色が黒ずんでしまいますので、白色のビニールをコーティングしたワイヤーを使ったり、通し換えるものの色によって金色や茶色のワイヤーを使ったりもします。

料金はステンレスワイヤーを使った場合は、平均的なショートタイプの38cmから45cmぐらいの長さで真珠のよごれ落としも含めて3,000円(税込)頂いておりますが、単なるよごれ落としではなく、真珠の洗浄、いわゆる玉洗いをする場合は通し換え込みで6,000円(税込)になります。
また、GPTを使っての、ロングタイプやオールナッツなどの場合は少しお高くなります。

あと、パール・ネックレスの糸換えの時期ですが、パール・ネックレスが切れる時は、その前に糸が伸びてきますので、すぐにわかります。
パール・ネックレスの玉と玉の間に指先を入れて2㎜~4㎜ぐらいのすき間をあけ、サッと指を離したあと、すき間が元のようにすっと閉じれば問題はありませんが、すき間がすっと閉じずに1㎜でも玉と玉の間が開いたままになっていたら、もう、いつどこで切れてもおかしくありません。通し替えの時期です。
また、何もしないでも初めからすき間が開いていれば、すぐに通し替えをしましょう。



パール・ネックレス
9mm~8.5mm 43cm
¥125,000,‐





ちなみに、私はステンレスワイヤーの中では0.32mmが弾力・強度ともに十分で一番よく使っています。



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