人類がいつ頃から指輪をはめるようになったかは正確にはわかっていません。
古いところでは、ギリシャ神話の中に、プロメテウスが最高神ゼウスの怒りを買い、罰として鉄の指輪をはめさせられた、と言う話が出て来ます。
なんか孫悟空の頭の輪っかみたいですが…。
神話の時代というか、ギリシャ神話がつくられた時代には指輪はあったみたいですね。

それから、エジプトのピラミッドの中からも、現存する最古の指輪が見つかっていますし、古代ケルト人は髪の毛でつくった指輪をはめていたそうです。
日本では縄文時代の遺跡から指輪が見つかっていますが、その後は途絶えて、次に現われるのはオランダ人によって持ち込まれる16世紀になってからです。

指輪の用途は「印章(印鑑)」「鍵付き」「罰として」「契約書」「婚約の証明」「束縛・服従の証明」「武器」「自殺・毒殺用の毒を仕込んだもの」など様々でした。

また、左手の薬指に指輪をはめるようになったのは、古代ローマの解剖学で、左手の薬指が心臓に直結しており、心臓の中にその人の心(愛も?)があると信じられていたからです。
ロマンチックですが科学的な根拠はありません。

ちなみに、婚約指輪の値段が男性の「給料の3ヶ月分」と言う基準ですが、あれはデ・ビアス社が日本でのキャンペーンで言ったことで、ヨーロッパでは「2ヶ月分」アメリカ合衆国では「1ヶ月分」でキャンペーンをしたそうです。
古くからの言い伝えとか習慣ではありません。
最近の日本では1ヶ月分から2ヶ月分の間が多いそうです。

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金とダイヤモンドの指輪。(イスラエル製)


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